忙しい日々の中で、ただ“何もしない時間”を過ごしたくなる瞬間ってありませんか?
今回訪れたのは、宮城県川崎町・青根温泉に佇む隠れ宿「流辿別邸 観山聴月」。
全室が露天風呂付き客室という贅沢仕様に加え、ドリンクやおつまみまで含まれたオールインクルーシブプラン!🍺
到着した瞬間から、何も考えず、ただ身を委ねるだけの時間が始まりました。
本記事では、実際に宿泊して感じた「観山聴月」の魅力や、口コミではわからないリアルな体験をたっぷりとお届けします。
「次の温泉旅はどこにしよう?」とお考えの方の参考になれば幸いです。
チェックインは14時から!静かな山の宿で早めの“おこもりステイ”が叶う

到着してすぐに感じたのは、青根温泉の静けさと、どこか懐かしい空気感。
観山聴月のチェックインは14時からと、他の宿より少し早め。
そのぶん、たっぷりとお部屋でのんびり過ごせるのがうれしいポイントです。
玄関を入ると、美人女将がにこやかにお出迎え。
丁寧で柔らかい口調に、思わずホッと肩の力が抜けました。
そして、チェックイン時に夕ご飯のメニューを選べる選択式!
迷わずブランド豚「JAPAN X」が食べられるメニューを選択しました。
ロビーは木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気。
簡単な説明のあとは、スタッフの方に案内されてお部屋へ──
まだチェックインしたばかりなのに、まるで旅のゴールにたどり着いたような安心感がありました。
静かな回廊を歩きながら非日常の世界へ

チェックインを終えたあとは、スタッフの方に案内されながら本館から別館へ。
ロビーを抜けて廊下をゆっくり進むと、旅館の中にある“静かな回廊”を歩いているような感覚になります。
距離にして1〜2分ほどですが、その短い時間さえも、非日常の旅時間。
到着した別館には、ひっそりと落ち着いた雰囲気の専用ロビーが。
一角にはフリードリンクコーナーも設けられていて、ビールやコーヒーなどを自由に楽しめるのがうれしいポイント。
静かなBGMと柔らかな照明の中、チェックイン直後とは思えないほど、心がふっとほどけていくのを感じました。
「このあとはもう、ただ癒されるだけでいいんだな」
そんな気持ちにさせてくれる空間でした。
【露天風呂付き客室「碁石」宿泊記】広々空間&2種類の湯船で癒しの贅沢ステイ

観山聴月の客室は、わずか7室のみ。
どの部屋にも専用の露天風呂が付いていて、まさに“大人の隠れ宿”という表現がぴったりです。
今回宿泊したのは、「碁石(ごいし)」というお部屋。
名前の響きからして趣がありますが、扉を開けた瞬間、その広さと静けさに驚きました。
さらに驚くべきは、お風呂がなんと2種類もあること。
一つは室内の落ち着いたお風呂。
もう一つは、広大な自然が目の前に広がる露天風呂。どちらも客室内にあるので、時間を気にせず好きなタイミングで入れるのが嬉しいポイントです。

流辿別館 観山聴月 公式サイトより引用

流辿別館 観山聴月 公式サイトより引用
部屋全体も広々としていて、ふかふかのソファに寝転ぶと、いつの間にか時間を忘れてしまうほどの心地よさ。
「このまま何もしないで、ずっとここにいたい」
そんな気持ちにさせてくれる、極上の癒し空間でした。
【観山聴月の夕食レポ】地元の恵み×ブランド肉を堪能!美澄鱒の刺身に感動


夕食は、**地元食材をふんだんに使った“ごちそう尽くし”**の和食会席。
見た目の美しさだけでなく、一品一品がしっかりと“地のもの”で構成されていて、まるで宮城の豊かさを丸ごと味わっているような気分に。

メインで登場したのは、ブランド豚として名高い**「JAPAN X」**。
柔らかさとジューシーさのバランスが絶妙で、思わず箸が止まらなくなります。

続いては、言わずと知れた宮城の誇り、仙台牛のサーロインステーキと厚切りの牛タン。
特にサーロインは、とろけるような脂の甘みと肉の旨味が口いっぱいに広がり、感動レベルの美味しさでした。

そして、今回一番驚いたのが、「美澄鱒(みすます)」の刺身。
初めて食べた魚でしたが、クセがまったくなく、淡白なのに旨味がしっかり。まさに“清流の宝石”という言葉がぴったりの一品でした。

飲み物は、地元・川崎町のクラフトビール「フォレストブルーイング」をチョイス。
「星空のヴァイツェン」を飲んでみましたが、爽やかな香りとすっきりとした飲み口で最高!!
料理との相性も抜群でした。
見た目も味も満足度が高く、ただの“旅の夕食”ではなく、記憶に残るごちそう時間でした。
幻想的すぎる…灯りに包まれる、夜の露天風呂時間

日が沈み、部屋の灯りが落ち着いてくる頃。
室内に備え付けられていた小さな灯りのオブジェにあかりを灯すと、そこはまるで別世界。
湯気がふわりと立ちのぼる露天風呂の周囲に、柔らかい灯りがぽつぽつと浮かび、まるで物語の中に迷い込んだような幻想的な空間が広がります。
静かな夜に包まれながら、お湯に身を沈めて空を見上げるだけで、心も体もじんわりとほどけていくような心地よさ。
昼とはまったく違う、**“夜ならではの癒し”**を味わえるのも、観山聴月ならではの楽しみのひとつです。
地元食材で贅沢に。朝から幸せになる観山聴月の朝ごはん🍚


一日の始まりを迎える朝。観山聴月の朝食は、まさに“ごちそう”でした。
並ぶのは、地元・宮城の食材をふんだんに使った品々。
一つひとつが丁寧に作られていて、身体にじんわり染みわたるやさしい味わいです。
中でも感動したのが、青根温泉の源泉を使った「温泉卵」。
トロッととろける黄身と、ほんのり温泉の香りがする白身。シンプルながら、温泉地ならではの贅沢を感じられる逸品でした。
そして私が好きだったもう一品は、「渡り蟹と仙台麩のお味噌汁」。
渡り蟹の濃厚な出汁がしっかりと効いていて、そこに仙台の郷土食材・仙台麩がふわっと染み込んでいます。
朝からこんなに深い味わいのお味噌汁が楽しめるとは…驚きと感動で、何杯でも飲みたくなる美味しさでした。
香の物や小鉢もどれも優しく、五感で“宮城の朝”を味わうことができたひとときでした。

記念日やご褒美旅に。静かに心満たされる「観山聴月」へ
静かな山あいに佇む観山聴月は、
「何もしない」をとことん贅沢に味わえる、そんな大人の隠れ宿でした。
露天風呂付きの客室で心と体をゆるめて、地元の旬食材に舌鼓。
お酒やドリンクも心ゆくまで楽しめるオールインクルーシブの心地よさに、つい時間を忘れてしまいます。
忙しい毎日にちょっと疲れてきたなと思ったら、
自分を“ととのえる”旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
わたしはまた季節を変えて、違うお部屋にも泊まりに行きたいと思っています。
観山聴月、きっとまた帰ってきたくなる場所です。
ちなみに、チェックアウト後のお昼ごはんには、
観山聴月から車で10分ほどの場所にある「森のピザ工房 ルヴォワール」もおすすめ。
名物の“お釜ピザ”や「太陽の生はちみつピザ」は、自然に囲まれた空間で食べるご褒美ランチにぴったりです。
温泉で癒された後、焼きたてピザで旅を締めくくる──そんな1日を想像しただけでワクワクしませんか?
▷ こんな人にこそ、観山聴月をおすすめしたい
- 大切な人と、ゆったりとした時間を過ごしたいカップル・ご夫婦
- 誕生日や結婚記念日など、特別な1日を過ごしたい方
- 静かな空間で、美味しいものと温泉に癒されたい方
- 自然の中で“何もしない贅沢”を味わいたい方
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