【宮城ミシュラン掲載】名取市「潮の音」の貝潮ラーメンが沁みすぎて昇天した話

グルメ

飲みすぎた翌日、沁みるラーメンが食べたいあなたへ。
名取市の住宅街にひっそり佇む「潮の音」は、天然の魚介出汁だけで勝負する実力派ラーメン店
昆布や鯛からとった澄んだスープは、体にじんわり染み渡り、飲んだ翌日にはまさに“救いの一杯”。
ミシュランガイド宮城でビブグルマンにも選ばれた名店で、筆者おすすめの「貝潮麺」はアサリがゴロゴロ20個以上も!この満足感、あなたにも味わってほしいです。

住宅街にポツン。でも、それがいい。

名取市の相互台エリアにある「潮の音(しおのね)」は、初めて訪れるとちょっと驚くかもしれません。
なぜなら、お店は住宅街の中にひっそりと、まるで地元の人だけが知っているような場所にあります。

「こんなところに本当にお店があるの?」と不安になりつつも、たどり着いた先には行列。
そのギャップにワクワクが止まりません。

タウンセンター内にあり、共用駐車場が50台分あるので車でも安心。
近隣にお住まいの方はもちろん、遠方から訪れるラーメンファンにも優しい立地です。


▷ 基本情報(2025年5月末時点)

項目内容
店名天然だしラーメン 潮の音(しおのね)
住所宮城県名取市相互台1-10-1 タウンセンター内
電話番号080-3146-4848
営業時間11:00〜13:30(LO)/ 日・祝のみ朝営業 7:30〜10:00
定休日木曜日
駐車場共用50台(タウンセンター敷地内)
備考新札は使えません(※お店の方が両替に対応してくれました)

外観は控えめで、通りすがりでは気づかないかもしれません。
でも、「知る人ぞ知る」隠れた名店こそ、訪れたときの感動はひとしお。

そんな立地条件も、「潮の音」の魅力の一部になっている気がします。

ミシュランガイド宮城ビブグルマンにも選出!人気の秘密は「天然だし

「潮の音」がラーメン好きの間で語り継がれる理由──
それは、昆布や鯛、浅利などの天然素材からじっくりと旨みを引き出した“だし”の力にあります。

見た目は透明感のある澄んだスープ。
しかし一口すすれば、旨みが何層にも重なり合った深い味わいがじんわりと広がり、まるで和食のお吸い物のような繊細さを感じます。

余計な脂や強い塩味に頼ることなく、魚介の旨みだけで成立しているスープ
この丁寧な一杯は、地元の人々はもちろん、遠方から訪れるラーメンファンの心もガッチリと掴んで離しません。

その実力が認められ、ミシュランガイド宮城版ではビブグルマンに選出
行列ができるのも納得のクオリティです。

券売機での注文スタイル!豊富なメニューはこちら

「潮の音」では、入店時に券売機で食券を購入するシステムになっています。
迷って並んでしまわないよう、あらかじめメニューをチェックしておくと安心!

こちらが実際の券売機👇

名物の貝潮麺などに加えて、サイドメニュー、トッピングも充実。
ほやラーメンは不漁の影響もあるのか、この日は販売されていませんでした。

有名人も訪れる話題の名店!サイン色紙が並ぶ店内

「潮の音」には、地元宮城の著名人をはじめ、テレビや雑誌で紹介された際の有名人のサイン色紙が飾られています。
訪れるたびにファンが増えるのも納得の名店である証拠。

小島よしおさんやほやドルの萌江さん、ラーメン王子まで来店されていますね!
多くの方に愛されているラーメン屋だということがわかります。

実食レポート:おすすめは「貝潮麺」!浅利どっさりで昇天…

今回、筆者がオーダーしたのは人気メニューのひとつ、「貝潮麺」
着丼した瞬間、まず目に飛び込んできたのは――浅利がゴロッゴロ!

ざっと見積もっても20個以上は入っていたのでは…?と思うほど、贅沢な貝の量にまず圧倒されます。

スープをひと口すすると、潮の香りがふわりと鼻に抜け、体にじんわり染み渡るようなやさしい味わい。
飲みすぎた翌日だったこともあり、まさに“沁みる”という表現がぴったりの一杯でした。

貝の旨みが溶け出したスープと細めのストレート麺との相性も抜群で、気づけばレンゲが止まらない…。
最後の一滴まで、惜しまず完飲してしまいました。


肉派も納得。「肉潮麺」はとろけるチャーシューが主役!

同行者が注文したのは、「肉潮麺」
器いっぱいにチャーシューが並べられたインパクトある見た目は、どこか喜多方ラーメンを彷彿とさせるような懐かしさを感じさせます。

ただしスープはあっさり魚介系。
脂っこさやしょっぱさとは無縁の、とても上品な仕上がりです。

そして注目すべきは、とろっとろに煮込まれたチャーシュー
箸で持ち上げるだけで崩れそうなほどやわらかく、噛むたびにじゅわっと肉の旨みが広がります。
ボリュームがありながらも重たさは感じず、「これはアリ!」と肉派の心もガッチリ掴む逸品でした。


ちなみに、店内のPOPなどで“ほや推し”の様子も見られましたが、訪問日は不漁の影響か提供なし。
牡蠣が盛りだくさんのラーメンも冬限定とのことで、ぜひ次回はそちらも狙いたいところです。

行列必至も、回転は意外と早い!

筆者が訪れたのは土曜日のお昼時
「人気店と聞いてはいたけれど、どれほど混むのか…?」とやや身構えて到着すると、やはりすでに数組の行列ができていました。

とはいえ、店内はスムーズに回転しており、並び始めてから入店までは約20〜30分ほど
スタッフさんの丁寧かつ無駄のない対応と、お客さんの回転の早さもあって、思っていたよりも待たされる感覚はありませんでした。

ラーメン専門店らしく、食後のんびりするというよりはサクッと食べて出るスタイルなので、「行列=長時間待つ」ではないのが嬉しいポイント

ただし、席数には限りがあるため、確実にスムーズに入りたい方は開店時間に合わせての訪問がおすすめです。


注意点:新札が使えない!?でも大丈夫

2025年5月末時点では、新紙幣が使用できないとの張り紙が。
(新札しか持っていなかった筆者はちょっと焦りました…)

ですがご安心を。お店の方が快く両替に応じてくださり、問題なくお食事できました。
とはいえ、訪問前には千円札などの旧紙幣を用意しておくと安心です。
硬貨での支払いも大歓迎とのことでした!

まとめ:潮の音は、五感で味わう“天然だしの芸術”だった

閑静な住宅街の一角に、行列ができる理由がある。
「潮の音」は、素材の力を丁寧に引き出した天然だしで、ラーメンの概念を覆すような一杯を提供してくれるお店でした。

浅利がたっぷり入った「貝潮麺」は、まさに身体に染み渡る優しさ。
とろけるチャーシューがのった「肉潮麺」も、肉の旨みと魚介だしの共演がたまらない仕上がり。
どのメニューにも一切の妥協がなく、“また食べに来たい”と思わせてくれる力がありました。

ミシュランビブグルマンにも選ばれる実力派ながら、気取らずにふらりと立ち寄れる雰囲気も魅力。
行列覚悟でも、それ以上の価値が確実にある名店です。

ぜひ、名取市を訪れる際はこの“だしの芸術”を五感で味わってみてください。
一杯のラーメンが、きっとあなたの記憶に残る体験になるはずです。

※2025年5月末時点の情報です。最新の情報は公式SNS等をご確認ください。

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